このような疑問を解決します。
記事を読むことで、3分後には、迷うことなくスラスラ自己PR文を書けるようになります。
記事執筆者の情報
- 都内国立大学出身の理系大学生
- 都内の一部上場企業(IT人材系)の選考に通っています
こういった信頼性で、記事を書いていきます。
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就活のESの自己PRの書き方には、「型」があります
それは、「なんのために、企業はあなたに自己PRさせているか」を考えるとわかります。
就職活動のエントリーシートで、あなたの市場価値が問われている
ようするに、「あなたを雇ったとき、会社にどんなメリットがあるのか」ですね。
会社と適正があって、あなたの能力を会社でいかせないと、会社は給料を払うだけ損してしまいますから。
つまり、「僕の労働力を買うと、他の人を雇うよりもこんな良いことがありますよ〜」と伝える必要があります。
あなたはエントリー先の会社の求める能力を持っているか
今回は、僕の経験から、「WEB系企業のSEO担当(Googleの検索結果で自社サイトを上位表示するスキル)」を受ける際の自己PRを考えていきます。
この場合、求められているスキルは、「SEOに関する興味や、実績、熱意」とかですよね。テニスの市民大会でベスト8になった話や、超厳しい研究室に耐えた話とかをしても、あんまり意味がないです。
同様に、営業職を受験しているなら、営業職の経験や、「自分がいかに営業に向いているか」などを過去の経験から書くのが良いでしょう。
すなわち、エントリー先の企業・部門によって、自己PRに書くべき内容はすでに決まっている、といえます。
就活の自己PR文では、はじめに結論を書くべき
あいさつとか、いらないです。いきなり結論を書くべき。
たとえば、先述のSEO担当なら、「私の強みはSEOに関する知識と経験です。」と書き始めましょう。そのほうが、読む側もそのあと書かれる内容を理解しやすいです。
ありきたりな強みだと、自己PRで埋もれます
企業側もたくさんの学生のエントリーシートを見ていますからね。
とはいえ、「私の強みはV系バンドです」と書いても会社の業務と関係ないですし、、、。関係ある範囲で、他者との差別化を考えつつですね。
自己PRのキャッチの根拠を具体的に書く
1文目で「私の強みはSEOに関する知識と経験です。」と書くので、2文目はその根拠です。でないと、論理性が崩壊しますよね。
このとき、特に具体的な体験談を混ぜつつ、キャッチとした強みをアピールしていきます。
これは強みを発揮したエピソードで、たぶん他の学生にはないですよね。
そして、ここで発揮できた能力は、企業に入ってからする業務との親和性が高いので、自己PRとしての説得力が強まります。
ここまでの内容をエントリーシート(ES)の自己紹介文としてまとめると、下記のようになります。
ESの自己PR文の例文
※注意点をあげるとすると、実績でポジションをとるのと自慢をするのは目的が違うので、印象悪くならない程度にすることですね。
採用されたら会社で活かせる能力について書く
僕の場合だと、下記ですね。
このような文言を追加することで、採用担当も、あなたを採用する理由を見つけられます。
「こいつはこれがあるからな」と思わせないと、あなたを選ぶ理由がないですからね。
ここまでのポイントをおさらいします
- 「私の強みはSEOに関する知識と経験です。」→冒頭で、結論を書く
- 「在学中にブログ型サイトを運営した経験があり、月間閲覧数が7.6万回を超えました。また、20以上のキーワードで検索1位をとり、企業案件も獲得しています。」→なぜそう言えるのか。信頼性を担保するために、過去の経験を書く
- 「基本的なSEOに最適化されたWEBライティングのコツや、サイト設計、SNSと連動したメディア運営に関するノウハウを持っており、御社の○○コースで力を発揮したいです。」→企業が雇うメリットを提示
構成はPREP法(結論→理由→具体例→結論)です。
この型を意識すると、大崩れしにくいです。
ただ、もう少し掘り下げても良いかも
指定された字数に余裕がある場合ですが、上記の自己PR文はもう少し具体性を補強してもいいかもです。
というのも、「結果を出したのはわかるけど、ぶっちゃけ、どうやって結果を出したのか」その過程が見えてこない文章だからです。
自己PRの例文の改善案
「最初はPVが伸びなくて悩んだのですが、関連書籍を読み漁ったり、実際にSEOコンサルタントとして働いている方に直接アドバイスをいただいたりしつつ、試行錯誤して伸ばしました。」
この文章で、「どんな問題を抱えて、その問題を解決するために自分はどのような行動をとったのか」を伝えます。
ESの自己PR文は、この型に当てはめて書こう
就職活動のエントリーシート(ES)の自己PRの型をまとめます。
- ①エントリー部門にあった、あなたのウリの結論
- ②あなたの実績・経験(信頼性担保)
- ③問題に対してどのようにアプローチし、解決したか(問題解決能力のアピール)
- ④企業があなたを雇うメリットの提示(採用する理由を見つけさせる)
上記のとおり。
例文に当てはめると下記のようになります。
①エントリー部門にあった、あなたのウリの結論
→私の強みはSEOに関する知識と経験です。
②あなたの実績・経験(信頼性担保)
→在学中にブログ型サイトを運営した経験があり、月間閲覧数が7.6万回を超えました。また、20以上のキーワードで検索1位をとり、企業案件も獲得しています。
③問題に対してどのようにアプローチし、解決したか(問題解決能力のアピール)
→最初はPVが伸びなくて悩んだのですが、関連書籍を読む事や、実際にSEOコンサルタントとして働いている方に直接アドバイスをいただいたりするなど、自発的な行動で数字を伸ばすことができました。
④企業があなたを雇うメリットの提示(採用する理由を見つけさせる)
このようになります。
問題解決能力のアピールは指定の字数によって削ってもいいですが、あると「会社の業務中に問題にぶち当たってもコイツは頭を使ってどうにかできそうだ」という印象を採用担当の社員に与えられます。
就活のESで「人生で最大のチャレンジ」を聞かれた場合
「学生時代で最大の挑戦は何ですか」「学生時代に挑戦して達成したことを教えてください」とかと同義です。
エントリーシートで「チャレンジしたこと」を聞く意図とは
「チャレンジ」とは、「目標がだいぶ先にあって、しんどいけど、届かないけど、何とか試行錯誤してたどり着く」ようなものです。
人間には2種類あって、「仕掛ける側」の人間か、「仕掛けられる側」の人間かがありますが、受け身ではなく、能動的に行動できる人材なのかをチェックする意図があるのが、この問いです。
※同時に、「一人で暴走しないか?」も見られていると思います。
エントリーシートの自己PR文の書き方は、結局PREP法
こちらもPERP法で書いていきましょう。
※「PREP法」とは、Point(主張)、Reason(理由)、Eeample(具体例)、Point(結論)です。記事前半の自己PR文もほぼ同じ構成ですが、これが一番文章に説得力を出せます。
学生時代の能動的な経験だと「卒論研究」があるので、これも書いていきます。メディア運営もす能動的な行動の結果、成果を得ました。しかし、同じ話題を2回も出すのはくどいので、話題を変えてみます。
「挑戦して成功したこと」とは指定されていないので、挑戦中のことでも大丈夫でしょう。たぶん、ほとんどの人は過去の出来事を描くとは思いますが。
PREP法に当てはめつつ、就活のESを埋める
- P(主張):卒論です。80日間連続で実験が続くような、手の抜けない卒業研究だったけど、忍耐力を発揮しつつ、論理的に一つ一つ壁を乗り越えました
- R(理由):大学受験や体育会の部活で培われた忍耐力と、自分から指導教員に働きかける能動的な姿勢で、少しずつ目標達成に近づいています
- E(具体例):研究の進捗が卒業ギリギリにならないように、3年生の頃から予備実験を開始したり、学会参加申し込みをしたりしました。また、新発見をしたときは一週間で報文を作成して学会誌に投稿したこともあります。実験は予想と違う結果になりましたが、解釈の仕方をあらゆる可能性の数値化から検討しました。※自分の研究ごとに、もう少し詳細に書くべき
- P(結論):問題にぶつかっても、自分から指導教員や同分野の研究者を巻き込みつつ、解決に繋げました。たとえ実験が長期間に渡って続いても、メディア運営などで気分転換しつつ、心折れずに研究を進めました。
上記のとおり。
文章にしてみると、下記のようになるでしょうか。
こんな感じですかね。
「〜します」と「〜しました」などの文末が同じ言い回しで連続しないようにも意識しました。
ちょっと自己主張強すぎかもなので、もう少し人を動かして何かを成し遂げたようなエピソードとかあってもいいですね。
PREP法で骨組みを作りつつ、「おお、コイツをとるメリットがあるな」と思わせましょう。
おまけ:写真や動画を使って自分を売り込む就活もある
「就活」と聞くと、マ○ナビやリ○ナビに登録して、エントリーして、千人単位の競争をくぐり抜ける、みたいなイメージがありますが、あなたに「自分のアピールポイント」があれば、自分で企業相手に売り込むことができます。
具体的には「OfferBox」を使うのですが、これを使うとテキストだけでなく動画やスライド、写真で「自分を採用すると御社にこんなメリットがありますよ」と売り込むことができます。
それを見て企業側からあなたにオファーが出るので、マ○ナビやリ○ナビで希望の会社を受けつつ、自分の能力を欲している会社を「OfferBox」からスカウトしてもらえば、「攻守のある就活」になりますね。
あとは、「キャリアパーク」で自分のスペックを登録しておくと、自分にあった企業を就職エージェントが持ってきてくれるので、マ○ナビやリ○ナビが面倒な方は、合わせて使っておきたいです。
「キャリアパーク」だと、ES、一次選考免除などの特別推薦ルートがあったりして、裏技です。
今回は、就職活動のエントリーシート(ES)で想定される質問を2つ取り上げてみました。
記事が参考になったら幸いです。
登録しておきたい就活エージェント(裏技)
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