こんにちは、KOYA@ソリンドです。
今回も、先日のツイートから話を膨らませます。
投資(株式だけでなく、企業買収、人的投資も)をする際、「お金(数字)」だけでなく、ぱっと見では見えない「信頼」や「データ」などの「目に見えない価値」も重視すると、失敗しにくくなると思う。
なぜなら、「信頼」や「データ」は「お金」に変換可能だから。だからFacebookはInstagramを買収した— KOYA@ソリンド@ブログ改善 (@thor_ind) July 30, 2019
「投資」という言葉を使いましたが、これは「株式投資」だけに限らず、付き合っていく仲間だったり、自分のSNS運用にも生かすことができます。
そして、記事の結論としては、「『価値』の正体を理解し、目先の『お金』ばかりを追うのではなく、後からお金に変えることもできる「信用」も大切にしていく人生にしよう」です。
「1万円札」は、虚構
質問:あなたは「1万円札」をもらったら嬉しいですか?
僕は嬉しいです。
なぜ、1万円札をもらったら嬉しいか
「1万円札」の価値貯蔵機能を信じているからですよね。
諭吉が一人いれば、好きな洋服が買える。美味しい寿司が食べれる。交換可能だからです。
質問:1万円札の原価を知っていますか
答えは、「原価24円」です。
でも、僕らは「資本主義」という虚構を共同主観的に信じているので、1万円札の価値を疑いません。
今や、金本位制はおわって、1万円札を金貨と交換することはできません。
しかし、僕らは「日本国」という虚構が明日も元気に僕らの心の中で存続すると信じているから、1万円札の価値を信じることができるんですね。
すなわち、僕らは無意識的に、「日本国」を信用しています。実際は、「日本国」なんて物体はないのに、です。
物体のない「虚構」なんて、われわれホモ・サピエンスしか信じることはできません。だから、ネコやトカゲに「1万円札とたった1粒のエサ」を見せたら、迷いなく「たった1粒のエサ」を選ぶでしょう。
これが、人間だけが備え持っている、「虚構を信じる力」です。
なぜfacebookは「社員13人で売り上げゼロ」のInstagramを買収したのか
フェイスブックは2012年に、810億円も出してインスタを買収しました。
今だとインスタはメジャーですが、当時は4G回線もなく、あまりにも画像の表示に時間がかかるので、日本人の誰もスマホでインスタを使っていなかった頃です。
というか、僕も2012年くらいにインスタを使ったことがあるのですが、当時は「画像編集アプリ」って感じで、インスタで加工した画像をツイッターにアップロードするために使いました。そして、すぐ飽きて消した記憶があります。
なぜそんなバクチをザッカーバーグは買ったのか
ただし、本国アメリカではインスタグラムの利用者は伸びていました。
「社員13人で売り上げゼロ」という先行き真っ暗すぎる状況のインスタでしたが、利用者は登場から1年半で「3,000万人」に達する勢い。
フェイスブックは、登場から1年半では利用者「1,000万人」もいってなかったので、その「利用者数」というポテンシャルが評価されたのでした。
» 参考記事:「社員13人、売上高ゼロ」でも買収額810億円、フェイスブックM&Aの真相(日本経済新聞)
ザッカーバーグだから、「データの価値」に気づけた
2004年の頃は、一人の大学生で、「出会い系サービスをつくる」という目的で作ったのがフェイスブックなのですが、もはや日本の大手自動車メーカートヨタも相手にしないほどに成長しましたからね。
ちなみに、現在「50兆円」とも評価されるフェイスブックですが、その価値の正体は「ユーザーデータ」です。
そして、「ユーザーデータ」ってどうやってお金にするの?って感じかもですが、ユーザーに対する広告であったり、市場調査やトレンド把握など、いくらでも換金化できるポテシャルがあります。
インスタグラムも同様に、「ユーザーデータ」のポテンシャルを備え持っていたので、評価された感じですね。
逆に、インスタ側から見れば、「ユーザーデータ」という価値をお金に変換できたことになります。
個人のSNSでも、「信頼」がお金に変えられている
これこそが、「インフルエンサーマーケティング」であり、日本ではゆうこすさんなんかを想像すると良いです。
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— ゆうこす #共感SNS (@yukos_kawaii) July 30, 2019
僕も彼女の本を読んだのですが、ただのぶりっ子ではないです。超戦略的な、「経営者」です。
ゆうこすさんは、どうやって「信頼」を「お金」に変換しているか
年間2億円稼ぐゆうこすさんのビジネスモデルは、下記のとおり。
- 「モテクリエイター」として、個人の立場から、美容や洋服情報を発信する
- 収益の一つは、ブログやYouTubeの広告収入
- そのほか、企業からの「うちの商品宣伝してください」の広告費
順に解説します。
ステップ1:濃い有益情報を発信する
ここはまず、お金ではなく、「信頼」を生み出すパートです。
ゆうこすさんは「ぶりっ子」をターゲットに毎日ツイッター、インスタグラム、ユーチューブで美容や洋服に関する情報を出しました。
それも、フォロワーの女の子たちのフォローしているアカウントを調べて、実際に自分が足を運び、買って試して体験情報を発信していますからね。
控えめにいって、大尊敬ですよ。
YouTube編集も含めると、毎日12時間くらいインターネットしていたそうです。
ステップ2:フォロワーを獲得し、インフルエンサーになる
ステップ1の努力が実り、発信が評価されると、「信頼」が「フォロワー数」という形でついてきます。
そして、その影響力を企業も評価し、広告案件を申し込んできます。
ゆうこすさんの場合は、化粧品のタイアップ企画ですね。
当ブログも月間7万PVとかでして、企業案件の提示をいただきます。
注意:「注目」と「信頼」は別物
下記ツイートのとおり。
インフルエンサーが集めているのは「評価、信用」
ただの炎上芸人が集めているのは、「注目、関心」
評価や信用の賞味期限は長いけど、興味関心はすぐに飽きられる。
だから、炎上商法の人はどんどんグレーで法律スレスレな奇行に走ってしまう。つまり、遅くても評価や信用を集めた人が勝てる。
— KOYA@ソリンド@ブログ改善 (@thor_ind) July 30, 2019
頻繁に炎上したりしていては、企業も安心して案件を任せられないですからね。
この辺は、その人の「気質」も関係してしまいますが、アクティブで、能動的なフォロワーが多いほど良いとされます。
僕も挑戦をコンテンツに、「信頼」をためています
10ヶ月間、このブログと結びつけてツイッターをしたのですが、フォロワーが2人(botみたいな謎アカウント)から680人になりました。
発信の方針は、下記です。
ツイッターを「努力のメモ帳」として使いましょう。
最初は応援してくらい人いないけど、半年とか継続してると応援してくださる方が増えます。
行動すると、未来がかわってきます。自分の人生、あなた自身が主人公になりましょう😊
— KOYA@ソリンド@ブログ改善 (@thor_ind) June 25, 2019
基本的には、「資本主義ゲームを攻略する上での気づき」を発信していて、このブログやYouTube挑戦への姿勢もコンテンツにしています。
そして、そういった挑戦を日々発信したことで、応援してくださる方も増えました。
応援してくださる方からのツイート
KOYA@ソリンドさんが、チャレンジしている姿に
「私もがんばろー!(ブログと、いつかYouTube)」と思えるので
KOYA@ソリンドさんの存在は、私には意味があります♪— アヤコ@幼児教育で才能を育てる (@momo_days) July 29, 2019
KOYA@ソリンドさんの挑戦している姿にこそすごく価値があるなと毎日ツイートを拝見しながら思っています。続いていきたいと思える存在ってとても大きいです。これからも応援しています。
— ゆめ@バンコクで自己成長中 (@yumebangkok) July 30, 2019
自分の挑戦姿勢を発信し、得た共感・信頼は、より高みを目指す際の「人脈」にもつながります。
それもまた、お金では測れない「価値」ですが、確かに人は環境で変化します。
僕は、このブログの3ヶ月スポンサーを、個人で年間1億稼ぎ、ユーチューブでも登録者15万人いるマナブさんからいただき、彼と複数回ビデオ通話する中で大きく人生観が変わりました。
» マナブ@バンコク(@manabubannai)|Twitter
というわけで今回はこれくらいにします。
今回伝えたかったのは、「『お金』だけを価値だと考えていると損するよ」ということ。
最近ツイッターで、情報商材を売るだけ売って、消えていく怪しい方が多いです。そういった世情をみて、今回の記事を書いてみました。
一方で、ツイッターを愚痴発信に使う方もいて、もちろん否定はしないのですが、使い方によっては自分を高める方向にも使えます。この機会に新しいSNSの使い方に気づいていただけたら幸いです。
SNSは使い方によって、益にも吉にもなります。
Tik Tokでおもしろ動画を思考停止に一晩見ても、何も成長できないでしょう。
しかし、Twitterで毎日試行錯誤し、変身しつつ、新しいことに挑戦し続けているような人と絡むと、毎日が刺激の連続で、毎日が新しい三日坊主の始まりで、飽きずに遠くにこれる— KOYA@ソリンド@ブログ改善 (@thor_ind) July 26, 2019
» KOYA@ソリンド(@thor_ind)|Twitter
今回の記事に関連する本
いずれも僕自身が買って読んだ本で、おすすめだったので紹介しておきます。