大学院は無駄ではないけど、必要な人は少ないと思う話【僕は諦めた】

KOYA@ソリンドです。

大学院は合格をいただいていたものの、辞退しました。

 

 

大学院は無駄だとは思わないけど、将来を考えると、必要な人は少ないと思う。研究者としてのキャリアを考えてるなら是非だけど、研究ジャンルと違う業種志望なら、相当の理由も求められる。考える時間がほしいのなら進学よりも休学の方がいいかも。理系の院は忙しくて、消耗は不可避。辞めるのも、大変

 

半年ほど「院進学するか?就職するか?」で葛藤しました。

結論としては「就職しよう」と決心し、卒業間際の4年の2月から内定をとりました。

 

ブログ運用のスポットコンサル

大学院は無駄ではないけど、必要な人は少ないと思う

大学院は無駄ではないけど、必要な人は少ないと思う

 

院進学するか、就職するかで迷っていた僕が、どのように意思決定したのかを参考に記します。

 

院進学か、就職か、新卒フリーランスになるかで迷っていた

 

新卒フリーランスもできるけど、就職に舵をきろうと思います【決意】」でも述べたのですが、僕は3つの進路で迷っていました。

 

大学4年生時点でブログを中心に稼げていたので、①院進学、②就職、③新卒フリーランス で迷いました。

 

将来研究者になりたい人は、院進学すべき

 

研究者としてのキャリアにしたい人は、院進学すべきです。

お金が足りなかったら、奨学金を借りればよし。

 

将来の夢を何に設定するかで、進路は変わると思う

 

ちょっと前の僕は、「フリーランスになって、バンコクとかでフラフラ生きたい」と思っていました。

 

実際に、バンコクに行ったり、バンコクでフリーランスをしつつ月に2,000万円くらい稼いでいるマナブさんに会いに行ったりしました。

 

バンコク旅行に必要な準備と知識10選【これ見たらGO】

 

バンコクにて、ついに憧れのマナブさんに会えました【貴重映像あり/行動と速度is命】

 

そして、この後に「月に20万円」をウェブ経由で稼げたり、アベマTVに出たりしました。

» 大学に行く価値は「ある」という話【AbemaTVに出演します】

 

つまり、「新卒フリーランスしても、生きていけるなぁ」というレベルになりました。

 

スキルとして、SEOコンサル、SNSコンサル、アフィリエイト、WEBライティング、ユーチューバー、動画編集などができるので、目先食うのには困りません。

それこそ、東南アジアにでも済んだら、生きていけます。

 

ですが、副業解禁の流れによりこの程度のスキルをもつ競合人口は増え続けていることがあり、「あぁ、この先はジリ貧になるなぁ」と思いました。

IT領域は、2年で景色が変わります。

 

新卒フリーランスできるなら、将来もっと上を目指せるはず

 

自分でいうのもおかしいですが、新卒フリーランスできるレベルになるのは簡単ではないです。

それこそ「ほぼ365連勤」でした。

 

 

年収1億を超える男も、かつてそうだったようです

 

大師匠のマナブさん*も、かつてはそれくらい鬼作業していたようです。

※ブロガー兼ビジネス系ユーチューバーです

 

それこそ、目標のために365日でも楽しく働けてしまう変態なので、「目先の小銭稼ぎ」ではなく、もっと上を目指してもいいような気がしてきたんですよね。自分の人生に対して。

 

もちろん、ハードルを上げすぎて人生がきつくなるのはナンセンスですが、目標がないとつまらないので、僕は「社会貢献できる人生」にしたいと思いました。

 

稲盛和夫:生き方

 

上記の本を読んで、「自分が死ぬ前よりも少しいい世界にして死ぬ」ことをすばらしいと思ったからです。

 

人生の目標から、行動は逆算

 

なので、人生の目標を「環境保全系での事業立ち上げ」に設定しました。

するとやるべきことが変わってきます。

 

僕の場合、ブロガーとしてのスキルしかないので、「起業家」という職業の知見は0です。

なので、手始めにビジネスコンテストに参加しました。

 

すると、1次選考で落ちるのですが、ここで「もっと現場の悲鳴が聞ける場所にいないと、妄想の域から出られないな」と気づきました。

 

だとしたら、いるべき場所は大学院じゃないですよね。なので、起業家輩出に力を入れているガイアックスや、学生時代に東大生が起業したリーディングマークというWEB系企業を受けました。

 

2社とも、中身を選考で見よう見ようとする、すごくいい会社でした。

 

本を読むよりも、環境に飛び込んだ方がいい

ビジネスアイデアを考えるのにいいとおすすめされた本も買って読んだのですが、実際に環境に飛び込むにはかなわないと思います。

 

 

ここまでが、僕の大学院辞退までの流れです。

せっかく都内国立大学で、しかも学内で一番倍率高いところに筆記試験の勉強までして受かっていたので、ちょっともったいないです。

 

とはいえ、「自分から仕掛ける人生」でいたので、仕方なしですね。

 

大学院に進学するのは、本当に無駄なのか?

大学院に進学するのは、本当に無駄なのか?

 

「大学院に進学する意味」について、もう少し一般の目線から考えてみます。

だいたい院進学のメリットとして挙げられるのは、下記。

 

院進学のメリット(として、一般に挙げられるもの)

 

 

  • 研究者としてのキャリアに一歩前進
  • もらえる給料がUPするから
  • 専門知識を身につけられるから
  • 海外で働くためには必須

 

 

半信半疑です。1個ずつみていきます。

 

院進学すると、研究者としてのキャリアに一歩前進

 

研究者志望なら、院進学すべき。

だけど、病む人も多くて、そこは懸念しています。

» 参考:【闇】理系の研究室は、マジでつらいですよ【資産にならない労働】

 

僕は、ブログやツイッターで「アウトプットする場」があったので、精神を保てました。あと、彼女の存在も大きかった。

 

 

研究室を「諦める力」も大切だと思います。義務教育ではないので。

僕の指導教員は日本一いい先生だったのですが、それでも、自分の人生なので、やめました。

 

為末大:諦める力

 

生きる上では「捨てる力」も大切なので、おすすめの本です。

 

院進学すると、もらえる給料がUPするから

 

それは半分あってるけど、半分間違いですね。

 

たしかに、院卒の初任給は、大卒よりも高いです。

でも、それは「大卒3年目の給料と同じ」なだけで、生涯賃金的にはむしろ下がっているかと。

 

というか、僕が内定をいただいた2社からのオファーは29.7万円と30万円だったので、大卒でも院卒以上の給料は全然出ます。※ちなみに、院卒の平均は23万円くらい。

 

「院卒か?」よりも、業種の方が大きいと思います。僕はWEB系です。

なので、「お金目当て」で院院学するのは、頭が弱いと思う。

 

僕は、大学生をしつつ、副業で月に15万円〜20万円稼いでいました。

これは就職しても引き継げるものなので、そしたら「初任給45万円」みたいになります。

 

※ちなみに、ノウハウはすべてこのブログやユーチューブにて公開しています。気になる方は、フォローしてみてください。

 

院進学すると、専門知識を身につけられるから

 

うーむ。「その専門知識が何に生きるか?」ですね。

 

研究職とかで生きるのならいいと思うけど、将来の目標によっては院に行く方が貴重な20代の時間を食ってしまっているともいえます。

 

院進学は、海外で働くためには必須

 

「海外だと、学位で評価されるから」というもの。

ただ、そういう仕事に就く人は、ほんと一部だと思う。 あんまり可能性ないと思うんですよね。

 

「大学院に進学すると、就職に有利になる」というのは嘘

 

業界次第ですが、目的意識をもっていきましょう。

ただなんとなく「周りが行くから」とかで判断していると、あなたの人生じゃなくなってくると思います。

 

人生の時間は有限なので、後悔しない選択をしていきましょう。